急性例の肺血栓塞栓症の3.8%(25人に1人)が慢性化したとの報告があり、急性肺血栓塞栓症例では、
常にCTEPHへの移行を念頭に置くことが重要と指摘されています。
急性肺血栓塞栓症(PE)は生命を脅かす慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)の前兆である可能性があります。

CTEPHの患者数は増加傾向

CTEPHは、国の指定難病に指定されており、毎年、実態調査が行われています。
それによると、CTEPHとして指定難病の指定を受けた患者さんの数は年々増加し、2019年度では4,160名と報告されています。
指定を受けていない場合も含めると、患者さんの数はさらに多く今後も増加すると予想されています。

日本のCTEPH患者さんは女性に多いことが分かっています。
海外では性別による差はなく、なぜ日本で女性に多いのか、その理由は明らかではありません。
また、患者さんの平均年齢は64歳との報告があります。

CTEPHの特定医療費(指定難病)受給者証所持者数

急性PEからCTEPHへの進展

急性PEからCTEPH発症の経過は次のような流れです。

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画像提供:
国立循環器病研究センター病院 血管外科 医長 佐々木 啓明 先生
国立循環器病研究センター病院 放射線部 部長 福田 哲也 先生

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