CTEPH.jp 医療関係者の方

このサイトは、医療関係者の方を対象に、慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)に関する情報を掲載しております。
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PEA(PEAの実際)

手術手技の実際

手術手技の実際

PEAには、側方開胸法と超低体温法の2つの術式がありますが、現在、側方開胸法によるPEAはほとんど行われておらず1)、人工心肺下に胸骨正中切開、超低体温間歇的循環停止法を用いて行われる両側肺の肺動脈内膜摘除法が、CTEPHに対する標準術式となっています2)、3)

Chapter1:イントロダクション(45秒)
Chapter2:循環停止〜右肺動脈 上葉(約2分)
Chapter3:右肺動脈 中葉(約2分)
Chapter4:右肺動脈 下葉(約2分)
Chapter5:左肺動脈(約2分)
Chapter6:左肺動脈 舌区(約4分)
Chapter7:左肺動脈 下葉(約3分)

L.JP.COM.CN.01.2018.3391

【症例】

年齢:
50歳代
性別:
女性
現病歴:
X-3年頃より労作時呼吸困難あり。X年Y月に呼吸困難が増強。CT、エコーで急性肺塞栓症、肺高血圧症、深部静脈血栓症(右下肢)と診断。抗凝固療法を実施するも軽快せず、最終的にCTEPHと診断され、手術目的で当院紹介。
PAG:
中枢型
右心カテーテル検査:
mPAP=44mmHg
CO=2.09L/min
PVR=1524dyne・sec・cm5
TPR=1676dyne・sec・cm5
6分間歩行距離:
460m
%VC:
128%
%FEV1.0:
64%
NYHA:
III度
pO2
81mmHg
pCO2
32mmHg

より末梢側の肺動脈血栓・内膜摘除を可能とするdual action鑷子を用いた新しい術式についてご紹介します。先端が細く(1mmと3mmの2種類)、従来の鑷子(先端が5mm)と比べ、より末梢側の区域〜亜区域動脈の血栓内膜摘除が可能となりました。
また、内視鏡支援下とすることで、より正確に病変を認識でき、レベルの高い肺動脈内膜摘除術が可能となりました。

Chapter1:イントロダクション〜術前評価画像(40秒)
Chapter2:右肺動脈(約2分)
Chapter3:右肺動脈 中葉(約30秒)
Chapter4:右肺動脈 下葉・中葉(約1分)
Chapter5:右肺動脈 上葉(約1分)
Chapter6:左肺動脈 上葉・舌区(約1分)
Chapter7:左肺動脈 下葉(約2分)
Chapter8:冠動脈バイパス術(約1分)
Chapter9:術後評価画像(約1分)

【症例】

年齢:
70歳代
性別:
男性
現病歴:
X年頃より労作時呼吸困難あり。X年Y月に他疾患で入院した際に低酸素血症が判明。精査の結果、CTEPHと判断され、手術目的で当院紹介。
PAG:
中枢型
右心カテーテル検査:
mPAP=48mmHg
CO=4.34L/min
PVR=719dyne・sec・cm5
TPR=885dyne・sec・cm5
%VC:
80%
%FEV1.0:
70%
NYHA:
III度
pO2
57mmHg
pCO2
31mmHg

略語

  • PEA: pulmonary endarterectomy :肺動脈内膜摘除術
  • CTEPH: chronic thromboembolic pulmonary hypertension:慢性血栓塞栓性肺高血圧症

References

  • 1)循環器病の診断と診療に関するガイドライン(2011年度合同研究班報告)肺高血圧症治療ガイドライン(2012年改訂版)
  • 2)Jamieson, S.W.et al.: J Thorac Cardiovasc Surg 106(1):116-126,1993
  • 3)Jamieson, S.W.et al.: Ann Thorac Surg 76(5):1457-1462,2003