これだけはおさえておきたい CTEPH(慢性血栓塞栓性肺高血圧症)の診断と治療 Breadcrumb Home CTEPHの診断と治療 Title CTEPHとは? 肺高血圧症の概要 CTEPHの概要 AFTER ACUTE PE THINK CTEPH CTEPHの診断 CTEPHの診断の流れ CTEPHの診察 CTEPHのスクリーニング検査 CTEPH以外の肺高血圧症との鑑別 CTEPHの確定診断 CTEPHの重症度判定 CTEPHの治療 PEA(肺動脈血栓内膜摘除術) PEAの適応について PEAの実際 PEAの治療成績 PEAの今後の展望と課題 BPA(バルーン肺動脈形成術) BPAの適応について BPAの実際 BPAの治療成績 BPAの今後の展望と課題 内科的治療 内科的治療の適応について 内科的治療の実際 内科的治療の今後の展望と課題 CTEPHの診断プロセス 呼吸器科医が診るCTEPHの診断プロセス Vol.1 呼吸器科医が診るCTEPHの診断プロセス Vol.2 呼吸器科医が診るCTEPHの診断プロセス Vol.3 症状と疾患が結びつきにくいCTEPH 早期発見、早期治療が根治へとつながるCTEPHですが、専門病院への受診がなかなか実現しない大きな理由は、診断の難しさです。 CTEPHの主な症状は「息切れ」「だるさ」「疲れやすさ」「咳」「むくみ」など。ひどくなると失神する場合もあります。 しかし、さほど症状が進んでない状態であると喘息や慢性気管支炎と区別がしにくく、「精神的なものでしょう」と言われるケースもあります。 ※すべての症状が必ず現れるわけではありません。 症状と疾患についてはこちら プライマリケア医に気を付けて欲しいポイント CTEPHには「反復型」と「潜伏型」に区別され、反復型については過去に肺塞栓を起こしているので既往歴を確認してください。潜伏型は明らかな症状がないまま進行しますが、特徴的なのが聴診における「Ⅱ音の亢進」。よほど丁寧に聴診しなければ気づかないものの、おかしいと思うきっかけにはなると思います。また心電図や心エコーにも特異的な変化があります。いずれにせよ常にCTEPHを念頭に置きながら「もしかして」という気持ちを持つことが重要でしょう。 肺塞栓症 (PE)の 既往歴の確認 聴診における II音の亢進 心電図や 心エコーの 特異的変化 診断についてはこちら 3つの治療を組み合わせれば治癒率は高く 手術療法、内服治療、カテーテル治療の3つの方法の中では、根治が見込める手術療法を最初に検討する必要があります。 物理的に血栓を取り除くので根治性が期待できます。しかし体力的に無理だったり、手術後に血栓が残ってしまうケースもあり、そうなると他に手立てがありませんでした。手術のできない場合でも、カテーテル治療や薬物療法を組み合わせて行うことで、ほとんどの患者さんが元気に生活できるレベルになったのです。 治療についてはこちら ページ監修 国立循環器病研究センター 心臓血管内科部門 肺循環科 医長・肺高血圧症先端医学研究部 部長 (ご所属・ご役職は記事作成当時のものです。) 大郷 剛先生 香川大学医学部卒。岡山大学附属病院、英国キングスカレッジを経て国立循環器病研究センターへ。 専門領域は肺高血圧症及び肺循環器疾患の診断及び治療、肺動脈バルーン形成術、肺高血圧症の病態解明・治療の研究、成人先天性心疾患、循環器一般。 Read more ランキング CTEPHの診断の流れ CTEPHの診断 CTEPHのスクリーニング検査 CTEPH以外の肺高血圧症との鑑別 CTEPHの確定診断 アデムパスWEBカンファレンスについて ・視聴環境に問題ないことを確認いただくため、前日までに必ずテスト配信の視聴をお願いします。 ・ID/パスワードについては弊社担当者までお問い合わせください