CTEPHについて
年々増加していると考えられます
CTEPH(chronic thromboembolic pulmonary hypertension:慢性血栓塞栓性肺高血圧症(まんせいけっせんそくせんせいはいこうけつあつしょう) )は、国の指定する難病で、特定疾患治療研究事業の対象疾患として毎年、実態調査が行われてきました。それによると、CTEPHとして特定疾患の認定を受けた患者さんの数は年々増加し、2018年度では3,790名と報告されています(図1)。認定を受けていない場合も含めると、患者さんの数はさらに多く、今後も増加すると予想されています。
CTEPHとして特定疾患給付対象疾患の認定を受けた患者さんの数
(特定疾患医療受給者証所持者数)
公益財団法人 難病医学研究団 難病情報センター 特定医療費(指定難病)受給者証所持者数
政府統計の総合窓口(e-Stat)衛生行政報告例/平成30年度衛生行政報告例 統計表 年度報
より作図
日本のCTEPH患者さんは女性に多いことが分かっています。海外では性別による差はなく、なぜ日本で女性に多いのか、その理由は明らかではありません。
また、患者さんの平均年齢は64歳との報告があります。