CTEPH啓発大使として活動するプロサッカー選手の細貝萌さんがお届けする患者さんインタビューの2回目。今回、対談するのは同じサッカー選手で、Jリーグ、ヴァンフォーレ甲府で活躍する畑尾大翔(はたお ひろと)さんです。幼少の頃よりサッカーに励んできた畑尾選手を、ある日、突然襲った慢性肺血栓塞栓症。体調の不良を覚えながらも、その原因が分からずに途方に暮れる中での専門医との出会い。再びサッカーができるか不安の中、まわりの応援を受けながら懸命の治療を続け、夢であったJリーグのチームでプレーするまでの道のり、家族やサッカー、そしてファンへの想い、CTEPHに悩む患者さんへの熱いメッセージを伺いました。
畑尾 大翔(はたお ひろと)
1990年東京都生まれ。三菱養和巣鴨サッカークラブに所属していた2005年、日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会優秀選手に選ばれる。FC東京U-18に所属していた07年にJユースサハラカップ優勝。08年、日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会優勝。早稲田大学在籍中の12年、体調の不良を覚え、それが後に慢性肺血栓塞栓症と判明。一時は選手生命も危ぶまれたが、翌年、手術を受けリハビリを開始。14年にJリーグ、ヴァンフォーレ甲府と契約。15年シーズンは、副キャプテンとしてチームをけん引している。(2015年6月現在)